フェラーリ
いやこの暑さでヘロヘロになっていた手習いオヤジでございます。 工場には冷暖房が入っているので、中で作業する分にはそれほどでもないのですが、私の場合、納車や引き取りが結構ありまして。 気温35℃の中でローダーに積み下ろしとか、一日何件かしている…
前回に続きまして、オートモービルカウンシル向けに書き下ろしました308と328の解説文のうち、今回は328の部分を掲載してみます。 328の解説 328は1985~1989年にかけて生産された、上記308の進化版である。 前期型においての主な…
週末のイベントであったオートモービルカウンシルは無事終了いたしました。 私は7/31の金曜の終日と、8/2日の午後からイベント終了後の搬出まで居りました。 うちのブースに立ち寄って頂いた方には積極的に声をかけさせて頂いたのですが、私が存じ上げ…
今回も引き続き、明日から3日間開催されるオートモービルカウンシルのネタです。 https://automobile-council.com/ 昨日と今日は搬入日で、幕張メッセまで行ってきました。 オートモービルカウンシル搬入 うちのブースは、こんな感じ。 ご自由にお取りくだ…
ここのところ更新をサボっている間、物書きモード全開で原稿を書いてました。会社の業務なんで、ノーギャラというか、使う方からしたら給料に含まれているというか、そんな感じなんですけど、折角書くからには原稿の持ち帰りも何のその、全力で取り組んでい…
さて今回でF1システムの故障診断の機械的な原因編は最後になりまして、アクチュエーターについて解説してみたいと思います。 油圧編でも出てきましたアクチュエーターを、もう一度おさらいしてみますと、マニュアルミッションのシフトレバーを油圧を動力と…
F1システムの故障診断の機械編も3回目となりまして、今回はクラッチが原因の場合の症例と診断方法です。 前にも解説した通り、マニュアル車のようにクラッチが滑って交換となる例は稀で、クラッチに過大な熱が掛かったことによるディスクやカバーの変形が…
さて今回も、F1システムの故障診断の機械編を紹介していきます。 今回は、レリーズベアリングが原因となりギアが入らない場合の症状と診断方法です。 油圧系のところでも、レリーズベアリングは作動油の漏れを起こしやすいと解説しましたが、その他にも、…
さて、溜まっていた釣りの記事を一通り掲載し終えましたので、フェラーリのメカニズム解説に戻り、引き続きF1システムの故障診断について解説していきたいと思います。 前回までで、診断の難易度が低い事例から始まり、油圧系の解説を終えたので、今回から…
ここまで数回に渡りF1システムの油圧系について解説してきましたが、ここで一度内容をまとめてみたいと思います。 油圧系のトラブルで症例が多い順番に並べてみると、一番多いのがF1ポンプのモーターが停止してしまい、システムを作動させる油圧が発生し…
今回もF1システムの故障診断ネタで、油圧編を続けてみたいと思います。 前回はアキュームレーターに絞って解説しましたが、今回はF1作動油の漏れについてです。 オイル漏れというと、外に漏れて床とかに溜まるイメージですが、F1システムの場合は外に…
引き続きF1システムの故障診断について話を進めていきたいと思います。 診断が難しいケースが多いF1システムですが、今回は割と難易度が低めな油圧関係のトラブルについてです。 F1システムはクラッチペダルやシフトレバーを操作するための動力に油圧…
早く釣り行きてー。と思いながらも、F1システム故障診断の原稿を進めている手習いオヤジであります。 そういえば、F1システムを診断するに当たっての前提を解説していなかったなと思いまして、今回は具体的な症例でなく、業界では何故か標準になっている…
これから何回かに分けてF1システムの故障診断方法を解説していくのでありますが、その順番は難易度が低いものからにしてみます。 「警告が点灯している場合」 F1システムにトラブルが起こった時の大半は、警告が点灯せずにギアが入らなくなる症状なので…
今回は本業の方で問い合わせが多い、355や575から始まり430や599までのフェラーリに採用されていた自動変速機のF1システムについて、症例に応じた故障診断の手法を中心に解説してみたいと思います。 430 F1システムのメンテナンスをして…
FERRARI F40 dry sump oil pump 上の写真はF40のエンジン内部に組み込まれた、ドライサンプ方式で潤滑を行うためのオイルポンプだ。 今回は、フェラーリのドライサンプ について解説してみたい。 まずはドライサンプの構造とメリットを簡単におさらいする…
FERRARI 360 Modena engine 写真は360Modena(以下モデナと表記)のエンジン整備が終わり、ボディーに搭載する直前の様子だ。 今回は、このエンジンを解説してみたい。 308系統のエンジンは、このモデナが最後のモデルとなり、当初3Lであった排気量は…
FERRARI 330GTC engine 写真はフェラーリ330GTCの1968年モデルのエンジンで、メンテナンスを終えボディーに搭載する直前の様子だ。 伝統のコロンボエンジンで、ボアは77mmに対しストロークは70mmとなり、排気量は4Lまで拡大されている。…
365GTB/4 (daytona) Engine 写真は365GTB/4(以下はデイトナと表記)のエンジンだ。 前モデルである275GTB/4でツインカム化され、デイトナでは排気量を拡大されている。 このエンジン最大の特徴はカムの駆動方法で、275GTB/4、デイトナ…
前回に続きまして、Dino 206gtと246gtのシリンダーブロックを比較検証していきたいと思います。(以下は206、246と表記します) 今回は文章が主体となります。 前回は、206も246もシリンダーヘッドの寸法は大体同じと解説しました…
さて本日は、メカニズム解説にしてみたいと思いますが、今回は例の物書き風ではなく、いつもの釣れないオヤジ口調でいってみます。 テーマは、Dinoの206gtと246gtのエンジン内部を比較して、どんな方法で2Lから2.4Lへ2割も排気量を上げ…
Dino 206gt engine 写真は、Dino 206GTのエンジンをミッションも含めオーバーホールするために、ボディーから降ろしているところだ。この135Bという型式名を付けられたエンジンは、Dinoブランドと共に登場した。 206GTで初めて横置き…
Removed transmission of Ferrari F50 写真はクラッチをメンテナンス中のF50だ。エンジンの前側とフレームは直にマウントされている。 F50は成り立ちが特殊なため、その前後のモデルとは機構的に全く関連が無く、まるでF50だけ別のメーカーが造ったかのよう…
FERRARI 512BBi engine 写真はメンテナンスを終えてボディーに搭載する直前の、フェラーリ512BBiのエンジンだ。 ミッドシップ12気筒の512BB以降512Mまでは、定期交換が必要であるタイミングベルトを交換するためにはエンジンを脱着しなければならないため、…
これまで旧車の解説ばかり続いたが、今回は最近のフェラーリに純正装着されているカーボンディスクブレーキについて解説してみたい。 FERRARI 458 SPECIALE carbon disk brake 写真はフェラーリ458スペチアーレに装着されるカーボンディスクブレーキ(フ…
FERRARI F119 engine&transmission 今回はフェラーリ348系とF355に搭載されるトランスミッション(以下ミッションと表記)を解説してみたい。 写真は、Mondial tのエンジン組み立てが終わり、ミッションを取り付けたところだ。 かなり独特な…
FERRARI F40 engine 写真は、整備を終えたF40のエンジンを搭載する直前の様子だ。 今回はフェラーリのF40について解説してみたい。 前回308のエンジン解説で触れた通り、基本設計は驚くほど308クアトロバルボーレ(以下308QVと表記)と似通っ…
次の釣りに行くまで間を持たせるのに、何で全然関係ないフェラーリの解説なんだよ。と、自分でも思う訳ですが、結構真面目に書いていきますので、お付き合いの程、宜しくお願いいたします。 FERRARI 308 dry sump engine F106C 写真のエンジンは、ファイバー…
ブログを始める前に予め、昨年から始めた釣り行記を20話ほど書き溜めてから、新規開設に挑んだ訳ですが、最初のうちは予約投稿ばかりだったので、ただ見てれば良くて意外と楽だなとか思っていたんですけど、月に1~2回釣りに行く程度じゃそんな何回分も…