50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

底辺物書きの、あれこれ話① 執筆業になったいきさつなど。

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今回から何回かに分けて、物を書いてお金を貰う、執筆業の色々を書いていきたいと思います。

特に印税とかは、単語は良く聞くけど実際はどんなものなのか理解している方は少ないと思います。他にも、原稿が実際に本になるまでの流れなども、後々紹介していきたいと思いますので、何かの参考になれば幸いです。

私は普段、主にフェラーリを扱うメカニックというか、現場に出てフェラーリを触りながら工場も運営する立場なんですが、ひょんなことがきっかけで講談社さんよりオファーを頂き、物書きが副業と相成りました。

それまで運営していたHP、フェラーリはこんなところが壊れるとか、メカニズムの解説とかを延々続けていた、その内容が目に留まったのが理由なんだと思いますが、私レベルの作文能力では、多分運の要素の方が大きかったです。

色々あってそのHPは現在廃止となってますが、これから執筆業を目指す方は、自分が書きたいことを全力で配信していくと、良いことが訪れる可能性は高まるのではないかと思います。ちなみに私の場合は、2000年から始めて15年位続けた時のことでした。

オファーを頂いてから何年もかけてグダグダと執筆し、振り返ると良くこれで出版に漕ぎつけたなと。晴れて出版された後は、たまに依頼され雑誌やネットの1000〜2000文字位の記事を、1文字幾らみたいな感じで契約して書いてます。

ここまで読むと、二足のわらじをこなしてるリア充っぽいんですけど、全然そんなことなくて、収入的に物書きだけで暮らしていけるかというと無理です。

その理由も自分で分かってまして、

社会全般の大きな流れの中で、フェラーリのメンテナンスっていう題材は、もう隙間も隙間なネタであることと、文章を仕上げるまでの時間が掛かり過ぎること。

ちなみに当ブログの過去記事は、1000文字とかの文章でも、一回書き上げてから推敲で手直しを繰り返しているので、書き始めからアップするまでに1〜2日掛かっちゃってます。

物書きだけで暮らしていける条件は、多くの人の心に響く文章を量産できることでしょう。私の場合はその正反対なんですけど、それしかできないから仕方ないです。

以上がタイトルを「底辺物書き」とした所以です。

執筆業というのは学歴も資格も関係なく誰でもなれる業であるが故に、上下どちらを見てもきりがない世界です。そんな中、生活するための収入には関係なく執筆を続けられることは、物書きとしては底辺だとしても、恵まれた環境なんだなと思います。

次回は、執筆した文章が本になるまでの流れを紹介してみたいと思います。