50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

手習いその57:前原フィッシャリーナはアイゴだらけだった

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市原の後は、ここで腰を据えて釣ってみたいなと思っていた、千葉県は鴨川市の前原フィッシャリーナへと向かいました。前回見た、マリーナ内を泳ぐ魚の姿が物凄く気になっていましてね。是非これを釣り上げてやろうと。

これは10月6日のこととなります。

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前原フィッシャリーナ

夜明けに到着し、とりあえずマリーナ湾内に場所を決め、今日はここで腰を据えて釣りをするつもりなので、サビキの仕掛けを準備。コマセは前回の結果が良かったので買いだめした、サビキクラブとアジジャックの組み合わせ。

有名なアミ姫とかと同様に常温保存品ですが、冷凍アミと比べても食いに遜色が無いという優れものです。ただ、関東ではあまり扱っていなくて店舗には置いてないので、横浜在住の私は通販で買うしかないのですが、1個だけ買うと送料が割高になってしまうため、1回の注文で2~3個買うようにしています。

準備ができたころすっかり夜は明けて、サビキの仕掛けをゆっくり落としていくと、水が綺麗だから凄い数の魚が寄ってくるのが良く見える。

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それで釣れたのを上げてみると、

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おー。メジナだ。もう1匹は何だこれ?

とりあえず針を外そうと手を近づけると、

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格納式のヒレがシャキーンって感じで出てくる。

あーこれアイゴだ。ヒレは毒針らしいのでフィッシュグリップと針外しを使って触らずに針を外してリリース。いやフィッシュグリップ買っておいて良かった。

メジナはバケツに入れて、時々泳いでいる姿を眺めてました。メジナって動きが可愛いですね。フワフワ泳いでいるところバケツを覗き込んで目が合うと、あー見ないでみたいな感じで、バケツの角に身を寄せながらも体を捻ってこっちを見てまして。

いやこんな可愛い子持ち帰れませんとリリースしたのでありました。

カゴは表層近くにしていたので、集まる魚の種類が結構分かってきました。何だか直線的に強烈な速さの群れで来る奴、これが釣れた時、何かこれイワシみたいだけど緑っぽいなと、その場で検索してみるとウルメイワシでした。

で、大量に寄ってくるアイゴ、その中にメジナとシマダイが混ざっている感じ。どれもサイズは小さいです。

カゴを落とした瞬間、ウルメイワシの群れがすっ飛んできて、それが間に合うとウルメイワシが釣れて、間に合わないと毒針の武器を持つアイゴの群れが蹴散らし、隙間をメジナやシマダイが狙ってくるといった感じで。

全体を10とすると、アイゴ:ウルメイワシメジナが、5:3:2位の比率で、いやこれ数えるのも面倒だなという位釣れました。シマダイは見えるのに何故か釣れなかったです。そして、釣れたのは全部小さいのでリリースを繰り返してました。

いやちょっと釣れるには釣れるんだけど何か違う感が増してきまして、一体俺何やってんだろと思い、気晴らしに場所を移動してジグを投げたりしてました。

ジグを投げる時は、隣を流れる川の河口の角か、マリーナ出入口の角がポイントになると思ったら、どちらも常に人が入れ替わりながら誰か居る感じでした。

そのポイントには、結構な数のクサフグが放置されてまして、狙ってなくてしかも食えない魚が釣れて何だかなあと思うのは分かるけど、床に放置して帰るは無いだろと思いましたね。そんな釣り人たちの行動が積み重なることで規制が多くなり、自ら首を絞めて行動範囲を狭めてしまうという。それが房総半島を放浪した時の結論でしたから、ここも有料化とか立ち入り禁止になっても知りませんよマジで。

マリーナ出入口が空いたので、見計らい入ってジグの練習。いや反応無いなーと、隣のオジサンに話を伺ってみると、

「俺毎日来てるんだけど、毎日1匹しか釣れないんだよねー。」

とのこと。いやそれでも毎日来るオジサンは恰好良いです。

来年は、もうちょっと前の時期にアイゴを釣れるだけ釣って、沖縄伝統料理のアイゴの塩漬けを試しに作ってみようかと。
サビキに戻ると相変わらず同じような状況で、1日当たり釣れた匹数でいうとブッチギリなんですが、消化不良感が大いに残った今回の釣り行でありました。