50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

手習いその65:2021釣り初めは、2度目となるミッドクリークフィッシングエリア

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2021年の釣り初めは1月2日、帰省した実家の近所にあるミッドクリークフィッシングエリアに行ってきました。

1年振り2回目の訪問です。

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ミッドクリークフィッシングエリア

ここのおさらいをすると、ポンドはメイン、フォール、シャローの3つあり、それぞれ水質と居る魚の種類、サイズが違います。

水質は見た感じ シャロー>フォール>メイン で、

魚のサイズは、 メイン>フォール>シャロー です。

メインポンドは開園前の早い時間から並んでいないと入れず、開園30分前に到着しても入る隙間が無かったので、フォールポンドで始めることに。

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ミッドクリークフィッシングエリア フォールポンド

前回は底が見える位クリアーだったんですが今回は結構濁っていて、近場に居る中層くらいまでの魚がぼんやり見える感じ。

今回も、ダイワ プレッソ イヴ 1.0gのローテがメインなので、ルアー銘柄の表記が無くカラーだけ紹介している場合は、これを使っています。

最近すっかり第一投の定番になったグローカラーを投げると、あっさり1匹ゲット。

その後反応が無くなったので、じゃあローテするかと、一瞬イヴの色違いを投げようとしたんですがそういえばと思い出して、そうだイワナ狙いで赤系を投げて表層ちょい下辺りを早巻きしてみようと。ロデオクラフト ノア 1.5g 赤金に変更。

そしたら立て続けにイワナ2匹ゲットしました。うち1匹は40cmサイズです。

前回のミッドクリークでも、Xスティックのピンクを割と早めに巻いてイワナを連続5匹ゲットしたし、赤やピンクなど派手な色を使ってなおかつ早巻きするという、イワナ狙い独特の釣り方ってあるんだなあと。

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イワナちゃん

その後反応が無くなったので、通常に戻り?イヴのローテに変更。
そこからが反応無くて辛かったです。イヴを全色ローテで投げ続け、釣れたのはグリーンペレットで2匹(いずれもヤマメ)、ダークオリーブで1匹(ニジマス)だけ。これちょっとしんどくなってきたな場所変えようと、シャローポンドに移動したのでありました。

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ミッドクリークフィッシングエリア シャローポンド

まずは赤金(ダージリン)で2匹ゲット。それで何となく底の方に魚は溜まっているようだと分かったので底引きを心掛け、その後グリピン、ライトニングオレンジ、ライトニンググリーン、抹茶でそれぞれ1匹ゲット、その後グローで2匹釣れました。

ライトニングシリーズのオレンジとグリーンは割と最近追加された色で、今回初投入でしたが結果出て良かった。

他のポンドよりサイズが小さいといっても30cmクラスは普通に居るので、ドラグが出ていく場面もあり楽しめます。

開園の7時半から始めて13時くらいに終了し、14匹釣れたうちの11匹持ち帰りました。

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いつもより多めの持ち帰りですが、これには訳がありまして。

それは次回に紹介してみます。

 

釣れたルアー

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ダイワ プレッソ イヴ 1.0g グローカラー 3匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g グリーンペレット 2匹(ヤマメ)

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g ダークオリーブ 1匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g ダージリン 2匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g グリピン 1匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g ライトニングオレンジ 1匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g ライトニンググリーン 1匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g 抹茶 1匹

 

ロデオクラフト ノア 1.5g 赤金 2匹(イワナ

 

 

合計14匹 (イワナ2、ヤマメ2、ニジマス10)

 

管釣り始めてからのトータル 202匹

 

 

手習いその64:4度目のリヴァスポット早戸で、2020年の釣り納め

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2020年の締めくくりは、12月14日のリヴァスポット早戸でした。

ここは4度目ということもあり、今回は写真少な目にて。

夜明け前に到着し受付を済ませ、タックルの準備をしていたところ、どうもガイドに糸が通らない。前回の開成でアブガルシアのマスビートXULを折ってしまい、同じものを買って今回初使用だったんですが、ガイドの穴に接着剤の膜が張ってました。

いやこれ糸も通せない位に老眼が進んだのかと焦りましたよ。膜を針で取り除いてOKでした。とりあえず自分の視力低下が原因じゃなくてよかった。

今回も、ダイワ プレッソ イヴ 1.0gのローテが中心なので、特にルアーの種類を表記していない場合は、このスプーンです。

XULのロッドに組み合わせるのは、2ポンドのフロロライン。

もう1つのタックルは、ULロッドに前回から投入したPEラインの組み合わせ。

準備ができて始めた時は、まだ夜明け前。この時の定番であるグローカラーからスタート。暗くて、どこに投げてるか、どこに魚が居るかもサッパリ分からないまま適当に投げて巻いてても、いきなりの3連続ゲット。いやグローの威力はスゴイです。

調子に乗って投げていたら、そのうち木に引っかけてロスト。いや釣れているうちのロストは痛いなと、次回からはスペアを大幅に増やして挑むことに。

そうこうしているうちに夜が明け、いつものカラーローテを続けていましたが、どこにでも魚が密集しているくらい魚影は濃いのに、明るい色は反応してくれない。スプーンが通るところを魚が避けてます。

全色投げたうち反応があった、グリーンペレットとさやえんどうのローテで、何とか3匹追加。

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ダイワ プレッソ イヴ 1.0g さやえんどう

スプーンに疲れてきたので次はクランクを色々試してみるも渋かった。トルネードとかは追いかけてくるんですけどね。うまく乗せられない。

ちびパニクラのクリアーで1匹追加したのみでした。

じゃあまたスプーンに戻って、ブラインドフランカー0.5gのマイクロスプーンを練習するかと、これもカラーローテしながら投げてましたが、飛ばないしレンジのキープに全然慣れてなくて難しい。何とか2匹追加したにとどまりました。

その合間に、もう1つのタックルにノアの1.5gを付けて投げていたところ、岩と擦れると結構あっけなくラインブレイクしてしまい、前回の開成に続いて2回連続のブレイクかあ。と、次回からはナイロン3ポンドへ戻すことにしました。

午後から用事があったので昼頃に終了。

魚は一杯居るのに、何か上手くいかなかったモヤモヤが残りましたが、まあこれが実力だから仕方がない。更なる修行を決意したのでありました。

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釣れたルアー

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ダイワ プレッソ イヴ 1.0g グローカラー 3匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g グリーンペレット 1匹

 

ダイワ プレッソ イヴ 1.0g さやえんどう 2匹

 

ティモン ちびパニクラSR クリア 1匹 

 

ロデオクラフト ブラインドフランカー 0.5g カラー#46 福田01 1匹

 

ロデオクラフト ブラインドフランカー 0.5g 草色(No.18) 1匹

 

 

合計 9匹(ニジマス8 イワナ1)

 

管釣り始めてからのトータル 188匹 

 

 

一年間サボった釣行記を更新していきます

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ほぼ一年サボってしまった釣行記を、これから更新していきたいと思います。

その間、現在に至るまで1〜2か月に1回は釣りに行ってまして。

その行先は、

リヴァスポット早戸 2回

ミッドクリークフィッシングエリア 2回

東山湖 1回

海釣り 2回

うらたんざわ渓流釣り場 1回

と、こんな感じでした。

遅ればせながら、それらをこれから紹介していきたいと思います。

次回は、2020年末に訪れたリヴァスポット早戸です。

 

 

底辺物書きの、あれこれ話その③ 印税の話

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さて今回は、良く質問され、なおかつ私のような底辺物書きとの実態とは、大きくかけ離れて誤解されることが多い、印税について解説してみたいと思います。

出版する際、内容を書く著作権者は出版の費用を負担せず、著作権料という報酬を予め決められた方法により計算し、それを受け取る仕組みのことを印税と称するようで、独特な方式故に、この用語が使われているのは出版や音楽業界くらいですかね。

報酬を受け取るに際し、その計算方法は、原稿の買い取り、売れた数に比例した出来高制などあるそうで、私の場合は本が出来高制、WEBの記事などスポットの原稿が買い取りとなっています。これらの方法と受け取る料率について、出版前に予め出版社と契約書を交わします。

出来高制といっても、本の独特な流通形態である、売れなかった本は本屋さんの店頭から出版社へ返品可能という、売り上げが立たない状態で出版社と本屋さんを行ったり来たりするシステムのため、印税が発生するのは売れた時でなく、初版なり増版なり本が刷り上がった、出荷してるかどうか関係ない時点となるのが面白いところです。仮に、目論見が外れて出版社に大量在庫となったとしても、書く側には何もペナルティーはありません。

私の場合、初版で3,500部、増版は300〜500部位の規模で6版までいきました。その都度刷り上がった時点で案内と計算書が届き、登録している口座に振り込まれます。

ぶっちゃけた話、振り込まれる金額は私の場合料率が5%なので、1冊当たり100円位です。そこから源泉徴収10%引かれるのですが、個人なんですけど何故か消費税10%貰えるので、引かれた後に足されて結局とんとんの額になってます。

料率については、契約書を交わす段階で、

「今回は初めての出版なので、5%でお願いします。」

みたいなことを言われたので、売れっ子の作家さんだったら、もう少し率は高いんだろうな。と思いました。

拙著は電子版も購入でき、電子版の場合は材料費や製本の費用が掛からないとのことで、料率は高く設定されています。確か15%だったかな。ただ、電子版は紙版の100分の1くらいしか売れませんでした。

さてこれで暮らしていくにはと考えてみると、私の歳での平均年収をベースとした場合、毎年コンスタントに5〜6万部とか売り上げなければならない訳です。

いやこれ私のような、4年かけても1万部いかなくて、スポットの原稿も1文字当たり10円前後で2,000文字が年に数件といった現状では到底無理な話で、専業で生計を立てている作家さんは、前にも書きましたがキャッチーなネタを量産できる能力が飛び抜けているんだなと思います。

あと、これも良く聞かれる印税収入の取り扱いなんですが、本業があっての副収入といっても、全てが私のポッケに入る訳でないんです。出版社と作家契約した時点でマイナンバーを提出しているので、印税収入を知らん顔できることもなく、確定申告して税金の過不足を調整しなければなりません。

そこで思ったのが、自営業での経費に当たる金額を、サラリーマンは勝手に控除してくれているので、実際の税率は低く済んでいるんだなと。ただ、それを超えた副収入があると、源泉を引かれていたとしても、差額の所得税を納めなければなりません。

と、ここまでネガティブな話ばかり書いてしまいましたが、やはり紙媒体で出版できるというのは特別なことで。自分が書いた文章が本になり、それが買って下さった方々の本棚に並んでいることを想像してみて下さい。

これは拙著のあとがきの内容そのまんまなんですが、日々上書きされて急速に埋没していくネットの記事と、物として残る書籍とは、書く側としては重みが全く違うんですよね。大げさですけど私の生きた証が、買って下さった方の手元で生き続けるという。

底辺物書きを名乗る私ですが、その証のために書き続けている訳であります。ですから書く側にとっては、後々も物として残るであろう紙媒体は非常に魅力的でありまして、もし本文を見られた物書きを目指す方々には、是非とも努力し夢を叶えていただきたいと思う訳であります。

再度送られてきたゲラ版のチェック完了

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前回の入稿を終えて、よしこれで完了だ。ブログの更新するかと思っていた矢先、また原稿が送られてきて、そのチェックと修正に追われてました。

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今回は、基本的に前著の内容を踏襲するのですが製本が大幅に変わり、本文編と写真編の2冊組となります。読むには2冊開いて、写真だけ掲載された別本を参照しながら本文を読み進めるスタイルとなります。

私の場合、レイアウトなどのデザインや製本の方法についてはノータッチなので、あくまでも想像ですが、これは恐らく販売価格を抑えながらも写真のクオリティーを上げるための手法で、写真の巻は高品質な紙と印刷にして、文字のところは写真ほど印刷のクオリティーは重要じゃないので、コストを抑えて2冊に作り分けたのだろうと思います。

そんな、内容的にはそう変更されてなくてもレイアウト的に大変更したということで、再度チェックしてよと送られてきた訳ですが、全てに目を通していると、あーここもうちょっと補足したいな。とか、写真追加したいな。とか欲が出る訳です。

そんなんで全編に渡って、これ載せたいなという写真も追加しながら、紙に赤ペンで訂正箇所を書き込んでいくという手法で再度微修正し、それがやっと昨日終了して返送したところです。

昼間の本業があると、家に帰ってから寝るまでの間が勝負なので、買い物や家の掃除とか、釣りとかは放っておいて最優先で原稿のチェックと訂正を行い、よーし送り返したぞこれで一段落かと思いきや、担当さんから

「巻末に付ける年表を今日送りましたので、チェックお願いします。」

とのこと。

まあでもあとちょっとです。

やっぱ私の文章が紙を媒体として有形となり書店に並ぶっていうのは、それはもう感慨深いものです。発売は春ごろになりそうですが、その日を楽しみにしながらもうひと頑張りです。

 

 

底辺物書きの、あれこれ話その② 原稿が仕上がるまで

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底辺物書きである私が初出版した時、

↑この本です

原稿が仕上がるまでの過程を今回は紹介してみたいと思います。振り返ると私の場合、文を仕上げる効率が悪すぎる故の手間が掛かっているため、他の作家さんとはだいぶプロセスは違うと思いますので、ご参考まで。

最初に講談社の担当さんから告げられたのは、フェラーリのメカニズムやウイークポイントを淡々と解説していくことと、車種別でなく、エンジンとかミッションみたいな機構別で章を分けることでした。

それまで数千文字を超える長文など一度に書いたことが無かった私は、かつて運営してましたハネウマナイネンキの文章をコピペして繋ぎ合わせたり、これも入れとくかという新規ネタを、当時の口語文で所々に寒いギャグなど入れながら何とかかんとか纏め上げ、解説文に相当する写真を張り付け、自信マンマンでできましたと提出したところ、暫く間を置いてからホボ全ての文章に担当さんの手が入った状態で返却されてきました。

どうもその趣旨は、寒いギャグとか不要で文章はなるべく簡潔に、「だ。」とか「である」とかの断定口調で、イメージは学術書みたいな感じなんでしょう。そういえば出版される部門は学術図書だったので、その趣旨に沿った文章の構成も求められた訳です。

で、担当さんが全書き直しする位に手を入れられることを想定していなかった私は、いやこれ人の手が入った文章を更に推敲するのは何か嫌だぞと、全ての文章を書き直す決断をしたのでありました。

そこからが結構辛かったですね。HPで確立していた(と自分では思っていた)言い回しなどの表現方法が使えなくなった訳ですから。まず簡潔な言い回しって何だ?ってとこから始めて、参考にするため古文とか読んだりして。

で、最初のうちは文体を変えるのに四苦八苦してましたが、慣れてくるとそれでスラスラ記述できるようになりまして。お陰で現在は、このブログのように話し言葉ベースと、要点だけを堅苦し目に淡々と記述するという、2つの文体を書き分けられるようになってしまいました。

そんな2回書き直して仕上げた原稿を提出したところ、大体OKになったようで、その次は、内容を紙に印刷した物が送られてきました。それまで原稿はワードファイルでやり取りしていたので、それと比べると実際に製本された時のレイアウトやフォントになっていて、いよいよ形になるんだと感慨深かったですね。紙に印刷したものに赤ペンを用いて訂正や追加の書き込みをして推敲していく手法が、結局最後は昔ながらの方法に頼って仕上げるんだ。と、驚きでもありました。

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こんな感じです。

この段階では大幅に訂正することは無くなっていましたが、予定より多くなった文字数を圧縮するため、言い回しが冗長である箇所を更に削ることがメインの作業となりました。

あと、単語に厳密であることを求められるのが、個人のブログとかとは全然違うことでした。例えば、スプリングが別のところでバネになってちゃいけないとか、F355とか車種を表記する箇所は全角文字で、10kgなど数値や単位を表記する箇所は半角文字を使うルールなど、これらが合っているかをチェックしていくのも大変な作業で、文を書いてお金を貰うには、ここまで気を使わなければいけないんだと。プロの厳しさも味わったのでありました。

その間、拗ねて半年位放り出していた期間も含めて4年位掛かってしまい、まあ良くその間待って貰えたなと。

そんな紆余曲折や膨大な手間を経たものが店頭に並んだ時は、感激のあまり舞い上がってました。これは次著の前書きにも書いているんですが、出先で本屋を見つけたら並んでいるか探して、並んでたら勝手に目立つ場所に置き直したり、Amazonのランキングを毎日チェックして一喜一憂したり。今思うと只のアホでしたが、とても良い経験をさせて頂きました。

現在は、入稿を終えた次著が世に出るのを楽しみに待っているところです。

 

 

底辺物書きの、あれこれ話① 執筆業になったいきさつなど。

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今回から何回かに分けて、物を書いてお金を貰う、執筆業の色々を書いていきたいと思います。

特に印税とかは、単語は良く聞くけど実際はどんなものなのか理解している方は少ないと思います。他にも、原稿が実際に本になるまでの流れなども、後々紹介していきたいと思いますので、何かの参考になれば幸いです。

私は普段、主にフェラーリを扱うメカニックというか、現場に出てフェラーリを触りながら工場も運営する立場なんですが、ひょんなことがきっかけで講談社さんよりオファーを頂き、物書きが副業と相成りました。

それまで運営していたHP、フェラーリはこんなところが壊れるとか、メカニズムの解説とかを延々続けていた、その内容が目に留まったのが理由なんだと思いますが、私レベルの作文能力では、多分運の要素の方が大きかったです。

色々あってそのHPは現在廃止となってますが、これから執筆業を目指す方は、自分が書きたいことを全力で配信していくと、良いことが訪れる可能性は高まるのではないかと思います。ちなみに私の場合は、2000年から始めて15年位続けた時のことでした。

オファーを頂いてから何年もかけてグダグダと執筆し、振り返ると良くこれで出版に漕ぎつけたなと。晴れて出版された後は、たまに依頼され雑誌やネットの1000〜2000文字位の記事を、1文字幾らみたいな感じで契約して書いてます。

ここまで読むと、二足のわらじをこなしてるリア充っぽいんですけど、全然そんなことなくて、収入的に物書きだけで暮らしていけるかというと無理です。

その理由も自分で分かってまして、

社会全般の大きな流れの中で、フェラーリのメンテナンスっていう題材は、もう隙間も隙間なネタであることと、文章を仕上げるまでの時間が掛かり過ぎること。

ちなみに当ブログの過去記事は、1000文字とかの文章でも、一回書き上げてから推敲で手直しを繰り返しているので、書き始めからアップするまでに1〜2日掛かっちゃってます。

物書きだけで暮らしていける条件は、多くの人の心に響く文章を量産できることでしょう。私の場合はその正反対なんですけど、それしかできないから仕方ないです。

以上がタイトルを「底辺物書き」とした所以です。

執筆業というのは学歴も資格も関係なく誰でもなれる業であるが故に、上下どちらを見てもきりがない世界です。そんな中、生活するための収入には関係なく執筆を続けられることは、物書きとしては底辺だとしても、恵まれた環境なんだなと思います。

次回は、執筆した文章が本になるまでの流れを紹介してみたいと思います。