手習いその21:3度目の東山湖を振り返る
去年末のミッドクリークと、東山湖2回目の釣果が自分にしては上出来で、なおかつ昇り調子っぽかったので、これならいけるかもと当ブログを始めたんですよ。
で、ブログを始めた後の初釣りでこれか―。と多少複雑な気持ちになりましたけど、そういえばそもそものコンセプトは、管釣り素人のオッサンが右往左往しながらも釣に通い続ける、ありのままの姿を書いていくことですから、これからも同様に嘘をつかず誇張もせず、自分の体験を淡々と綴っていきたいと思います。
さて前置きが長くなりましたが、前回の東山湖を振り返ってみたいと思います。
「低アピールが良い時もある」
今までは、いかにアピールするかばかりを考えてクランク選びをしてきた訳ですが、それだけでは渋い時に手詰まりになってしまうと。思い返せば今までそれの繰り返しだったような気がするのですが、今更気が付いた次第で。
ではアピールが少ないクランクも揃えれば良いのか?というと、なんか悩ましい。
そもそもアピール少ないを謳ったクランクが存在するの?ですし。敢えて考えると地味系色のXスティックを追加して、それをタダ巻きする位しか思い付かないです。
そこで思い出すのが王禅寺2回目での、1.5gスプーンを極めなさい。という管理人さんの言葉です。
特定のレンジをキープしアピールすることが身上のクランクより、スプーンの方が少なくともレンジに関しては万能ですし、あとアピールとかは練習次第でしょうから。
こういった渋い時に対応する1つの手段として、暗い色のスプーンで探る練習をした方が良いかもと思いました。
これまでは、いかに楽して釣れる製品を探して使うことばかり考えていたのですが、ちょっとそれだけではダメかもと弱気です。
「渋いなりに手を考える」
今回は、東山湖でも渋い時は渋いという当たり前のことを学んだ訳です。
これまで釣れない時は、思考停止して機械的にルアーを投げ続けるモードに入ってましたが、それで進歩してなかったのですね。
状況を把握し対策を試してみることが重要なんだと思いました。
具体的には、今までは考えもしなかったボトムルアーの中層引きを試したことですね。これで今までの釣り方より同条件でも2匹上乗せすることができ、ルアーの使い方の引き出しが1つ誕生したわけです。
といっても他の引き出しは、Xスティックの使い方の1つだけなんですけどね。引き出しの数を、あと10倍位は増やさないと。
管釣りに行けば行くほど、同じ場所でも同じシチュエーションは無いことに気付かされ、奥深さを実感します。
「イトウのバイト?」
最初は根がかりだと思いました。特に衝撃は感じず、何かに引っ掛かってリールを巻けなくなったので、ボトム通してないのにおかしいなあと、ロッドを緩めてもテンションが抜けない。
何だこれ根がかりじゃないぞと、ロッドを引いてみても動かない。
不思議に思いながらとりあえず引き続けてみると、少しずつだけどこっちに寄ってくる。
そのうちドラグがゆっくりと鳴り出し、私から遅いスピードで真っ直ぐ遠ざかっていく。
何かが掛かっているけど、今まで釣った魚種とは明らかに違う動き。
ゆっくりと一定のリズムでドラグが出ていき、その時はいくら引いても止まらない。例えると、工事現場の重機にローギアで引っ張られてる感じ。
ドラグが止まったタイミングで多少引き戻せても、また真っ直ぐに動き出して、どんどんラインが出ていく。
マスのように横に走らないから、泳ぐ方向の誘導とか、距離が詰まった時のライン一気巻きとかが出来ず、まさにガチンコの綱引きですね。それもこっちはラインの耐荷重が3ポンドという圧倒的に不利な状況でね。
それで暫く引かれたり引き戻したりを続けていたのですが、結局針が折れてバラシてしまいました。
帰ってきたアオダイショウ君を見るとフロントフックが無い。
とりあえず戻ってこれて良かったね。ところで何を捕まえたんだい?
聞いてみてもアオダイショウ君は無言のままだった。
これが東山湖名物のイトウだったのかな?
前回と同様、ドラグは300g台とユルユルにしておいたのですが、ラインは保護できても針が先に負けてしまうこともあるんですね。アオダイショウは新品で今回初投入なので、針が劣化していたとは考えにくいですしね。
ちなみにバイトした場所は、ドロヤナギ向かいの桟橋下辺りでした。