手習いその25:いままで釣り上げた魚種と感想
釣れる魚種が意外と豊富なことも、管釣りを始めて驚いたことでした。それまではニジマスしか居ないと思ってましたので。
いままで釣り上げたのは、ニジマス、サクラマス、銀鮭(コ―ホー)、イワナです。
それぞれに特徴があるようなので、私が感じたところを書いてみたいと思います。
王道のニジマス
管釣りを始める以前に、エサ釣りの渓流魚釣り堀に行ったことはありまして、その時はエサを投げても様子見するヤマメやイワナと違って、ニジマスはエサを投げた瞬間に先を争うよう食いついてました。
そのイメージのお蔭で、最初の頃はニジマスなんて簡単に釣れんだろ。と思い込んでましたが、それは管釣りにおいては大きな間違いでした。
今ではむしろ、他の魚種よりも慎重というか、ちゃんと見切ってくるというか、なかなか手強い相手と認識しています。
以下に紹介する魚種よりも同サイズの比較では、バイトした時の暴れまわり方が大きくて引きが強く、私のタックルでは30cmを超えると結構な戦いになります。
ニジマスはたまにスーパーとかで売っているだけに、味を誤解している人が多いのではないかと想像しています。
売っているのは川魚独特の、藻と生臭みを合わせたような臭みが身に回っていて、わざわざそんな買う程でもないなと、今までは思っていたのですが、釣ってすぐに捌いて、内蔵や血合い、エラなどを取り除いてしまうと、臭みが無くて本当に美味しいです。
サクラマスは旨い
実は釣れるまでサクラマスを知らなかったです。
何かデカいの釣れたけど、これ何ですか?と東山湖の菅理人さんに尋ねて初めて知りました。
それから調べてみたら、要はデカいヤマメなんですね。川での縄張り争いに負けたヤマメが、海で修業しデッカくなって産卵に帰ってくると。
何か逆の方が良いんじゃない?って気もする不思議な生態です。
それで私は、昔いじめられたのがきっかけでボディービル始めてデッカくなった、チャックウイルソンを連想してしまうあたりが、オッサンなのであります。
小さいとヤマメだから、サクラマスという名前になること自体がデカい訳で、しかもニジマスのように頭を振るので、私のタックルで上げるのは結構大変でした。
味は私的に淡水魚NO.1です。それまではヤマメが一番だったのですが、ヤマメの上品な味に脂をプラスした感じ。売っているのを買うと物凄く高いのも納得です。
銀鮭(コ―ホー)はハイテンション?
上がると綺麗な銀色なんですがスグに鱗が剥がれていくので、スカリに入れておくと周りの水に銀色の鱗が大量に浮いてくる位。だからそのまま持ち帰ると、そこらじゅう鱗だらけになってしまうので、捌く時は丁寧に鱗を落とすようにしています。
で、鱗を落とすと海の青魚みたいな見た目になります。
コ―ホーがヒットした時は、30cm位でも引きは25cmのニジマス位かな。上がってきて、あれ何かデカいぞ。コ―ホーか。となりました。
コ―ホーが釣れたのは東山湖の2回で8匹だけなので、その体験だけで判断するのもどうかと思いますが、何かコ―ホーはテンションが高いような気がする。
前日にコ―ホーを放流した時の活性の高さはスゴくて、釣果がいつもより多かったり、ニジマスが渋い時でもクランク早巻きで食いついてきたり。
もうちょっと場数を踏めば詳しい傾向が分かってくるかな。
イワナはニョロニョロしている
イワナは写真が無かったです。
同じ鮭の仲間でもイワナは何か別種っぽいというか、見た目も動きもマスとは違って独特ですね。
まず頭が大きくて胴体が細くて長い。で、鱗が無い。
水中を動いている時も、何かニョロニョロしているんですよね。トグロ巻くし。
マスの背骨が一番動くポイントのイメージは頭のスグ後ろなんですが、イワナは体の真ん中を中心にして、背骨全体が均等に曲がるのかな。って感じ。
バイトした時の引きもコ―ホーと同じ位ですかね。私が釣った時は頭を振らなくて、トグロを巻いたまま上がったりしてました。
捌く時は、鱗が無いからその分楽じゃん。と最初は思ったものの、ヌメリがスゴイですね。手で掴んでいられない位。
イワナを捌いたのはミッドクリークに行った時だけですが、年末の雨の中、ツルツル滑りながら5匹捌くのは結構苦労しました。
味の方は、焼くとニジマスの方が旨いと私は思うので、昆布締めとかにするのですが非加熱ですから、やってみようという方は自己責任でお願いしますね。