50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

手習いその17:ドラグのセッティングを検証する

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今後も使うだろうと思い重量計を買いました。

メジャー付きで50kgまで測れて1000円しないとは驚きでした。

届いた当日に、早速ドラグの重さを測定してみることに。

何故か家の壁にはハードポイントがあるので、そこに吊るしてラインを繋いで引っ張ってみます。

ちなみにリールはワールドスピン1500、ドラグの位置は前回の東山湖で使っていた時の値で、一番締め込んだところから39ノッチ戻した位置です。

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で、リール単品での測定結果は300g。

はあ?そんなに軽いの?と驚いた後、リール単品の状態で糸を引っ張る時と、実際に釣りしてる時では、ドラグの出方は感触が違うよな。そうだひょっとしたらと思い、釣りをしている状態に近くなるよう、リールをロッドにセットしガイドにラインを通した状態で、なおかつロッドを曲げて測ってみました。

ラインが切れても大丈夫なように、ロッドが壁に当たらないようマットを立てかけ準備完了。

ロッドを曲げながら測定してみたところ、ロッドの曲げ方と糸を引き出す速さでバラつきは出ますが、平均値は大体470g辺り、マックスで500g位でした。

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しかしこのXULのロッドは、500gの荷重でもこんなに曲がるのか。しかも根本から曲がってるし。
測った結果、ロッドの反発力によってラインがガイドに押し付けられ発生する抵抗は、大体170gということが分かりました。

ドラグが300gで作動している時でも、ロッドから先のラインには、470gの力が掛かっているということです。

でもこれは、ロッド固有のバネ定数とか、ラインとガイドの摩擦力とかは製品によって全然違うでしょうから、あくまでも私のタックルでの話となります。

またまたキタナイ絵ですけど、以下に図解してみるとこんな感じで、

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使っているラインは3ポンドなので、限界の荷重は1.36kgです。

瞬間的な衝撃にも耐えられることを考慮して、あとドラグの特性は体感なんですけど、設定値を超えてから動き出し、動き出すと設定値に落ち着いてくる気がするので、それらのマージンを取ってラインの限界値の半分と仮定すると、大体680g。

リール本体だけで500gってところですね。

このリールでドラグ40ノッチ戻し近辺では、1ノッチ当たり約50g変化するので、現在より4ノッチ締め込んでやれば、最適値辺りに収まるのではないかと。

そんな結論に至りました。

その後調べていたら、ドラグはライン耐荷重の3分の1を目安にするという記事を見かけました。

その基準で計算すると450g位になるので、自分で考えた値も、まあ良い線なのだろうと思います。

ただ、前回のセッティングでも30cmのコ―ホーは余裕で、30cmのニジマスでも、そんなに戦わず上げられましたので、大物が掛かった時だけ2~4ノッチ締め込んで対処する方法にしたいと思います。