50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

手習いその26:ワールドスピン1500のベアリング化

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私が使っているリールのダイワ製ワールドスピン1500は、手習い24の状態でバラバラのままベアリングが届かず放置してあったのですが、例の中華ベアリングは未だ届く目処が立っていないようなので、改めて国内で注文し直しました。

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ラインガイドもベアリング化しようと思い、ブッシュの寸法に近いベアリングを注文し、仮組してみたところシムが必要と判明しました。

最初はM3のワッシャーを削れば良いかと軽く考えてましたが、内径3mmで外径4mmに削るっていうのは難易度高いぞと気付きまして、シムは追加で購入しました。

組み立ては分解手順の反対そのものなので、その細かい解説は省略します。

ハンドル部はベアリング化するといっても、白いブッシュの代わりに同寸法のベアリングを取り付けるだけです。


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これでハンドルに直接繋がるギアのベアリング化は完了です。次にラインローラーのブッシュもベアリングに交換します。

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付いていたブッシュは厚さが3mmに対し、規格品のベアリングは2.5mmです。試しにベアリングだけ仮組みしてみたところ、ビスを締め込んでいくと突き当りで止まるため、ちょうどブッシュとベアリングの寸法差分の隙間ができていました。f:id:tenaraioyaji:20200316192504j:plain

 

その分シムを挟んでクリアランスの調整をする訳ですが、入れる場所は矢印の部分で、内径3mm外径4mm厳守です。

何故かというと、ここに何も入れないで組み立てると、ベアリングが黒い土台部分に当たった時、ベアリングのアウター側も土台に接触してしまうので、ベアリングが回らなくなるからです。

だから、ベアリングのインナーだけに接触するシムが必要となる訳です。シムの厚さはブッシュとの寸法差と同寸の0.5mmとしました。

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上段が元々付いていたブッシュで、下段が今回取り付けたベアリングです。

 

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外した部品を組み付けて完了。

実際に注文したベアリングやシムは以下の通りです。

なかなかベアリング1個売りの出品が無かったので、全部2個セットにしちゃいました。余ったのは次回のメンテナンス用に保管しておけば良いかと。あとシムは大量に余ります。掛かった金額は送料込みで2,400円位でした。

組み付けの時には車用のグリスを使ったんですが、車用って粘度が高いので、そのせいでハンドルが重くなったら嫌だなとか思いながら組み立てたんですけど、そんなに変わらなくて良かった。

で、完成して回してみたら、ギアがにグリスが回るまで手応えがゴロゴロしてましたけど、馴染んできたら遊びが無くスルスル回ります。

今まではブッシュの遊びが大きく、ハンドルがガタガタしながら回っていたのと比べると、もう別のリールですね。

同型を使っている方には、かなりお勧めの改造なんですけど、自己責任で改造して下さいね。

これでまた次の釣りに行きたくなりました。ラインがもう交換時期だから、次はフロロでも巻いてみようかな。