手習いその19:使っているタックルの感想
最初に揃えたタックルをここまで使ってきて、何となく各製品の特徴とかが分かってきたような気がしたので、今回はその感想を書いてみたいと思います。
ロッドは、アブガルシアのマスビートエクストリームという6フィートのXULカーボンロッドです。
30年ちょっと前に私が外車業界に入った時は、ちょうど車用カーボン素材の黎明期で、ごくごく一部のスーパーカーにしか使われていませんでした。
当然価格はとんでもなく高く、厚さ1mm位のただの板が何万円とかしていた時代でした。
それが30年後には1,8mのロッドが6000円位で買えてしまうんですから、生産技術の進歩はスゴイですね。
比較対象が無いので、まあトラウトロッドってこういう物なんだろうと、深く考えずに使っていますが、軽くてグニャグニャなのでキャストのコツをなかなか掴めなくて、正直なところ現在も上手くはないです。
ロッドに負担を掛けたことは、何も知らずに5gのスピナーを投げまくったこととか、40cmのサクラマスが桟橋の下に逃げ込もうとしたとき、無理矢理引っこ抜いた位なんですが、その程度ではびくともせず、Uの字に曲がる位グニャグニャでも結構丈夫なんだなという印象です。
それに合わせるのがダイワのワールドスピン1500、ラインはタックルベリーオリジナルのナイロン3ポンドです。
ラインをこれにしたのは、タックルベリー店舗で巻き替えて貰える一番安いラインだからという理由。ラインだけ買って巻いて貰った時は、結構恐縮でしたが。
価格は、3点まとめて買っても1万円でお釣りが来ました。
このグニャグニャのロッドと、ナイロンラインを組み合わせるデメリットは、アタリがあって合わせる時に、ロッドがグニョーンと曲がると同時に、ラインもビヨーンと伸びるので、結構なタイムラグが生じることですね。
そこでロッドを振って合わせようとすると、針がちゃんとフックする前に頭を振られ針を外されてしまうんです。それで暫くはバラシが多く苦労しました。
アタリと同時にロッドは振らず握り締める程度の合わせにして、リールを早巻きするようにしたところ、だいぶバラシは減りました。
ロッドケースの横にある説明書きに、「乗せ調子のモデルです」と書いてあって、最初はその意味が良く分からなかったのですが、このロッドは巻き合わせしなさい。ということだったのですね。
伸びが多いナイロンラインでも、それなりに扱えるようになってきたものの、フロロカーボンとかの伸びが無い特性も体験してみたいので、近々ライン材質の変更を試してみたいと思います。
ワールドスピン1500のリールには結構な不満が出てきました。
巻いているとギアが引っ掛かるのですが、前触れなくいきなりゴツンとアタリのような衝撃を伴うので、無意識に合わせてしまうんですよね。
特にトップを狙っている時は、こっちにルアーが吹っ飛んでくることもあり、これは早急に買い替えねば。と思っています。