50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

手習いその24:リールを分解修理してみる③

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今回は、分解したリールの部品で不具合が見られるものを修正していく作業を紹介していきます。

まずはスプールを上下に動かすためのギアとカム。

カムの部分は裏面全体を削ってしまうと、削った分だけ位置が沈んでしまいギアとの距離は変わらないので、バリ取り程度に留めておきます。

そしてギアの傷が入った部分を削り、多少薄くしてカムとのクリアランスを広げます。

アルミ部品の手削り平面出しは仕事で良くやる作業なので、それと同様にオイルスト―ンを使って表面の傷を消すように削っていきます。

削る分量は、目見当で0.1mm位かな。ここで重要なのは、全体を均等の厚さにしてなおかつ削り過ぎないことですかね。

 

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これが仕上げた後の写真です。

ベールのカバーは、出っ張っているリブをカッターで切り落とし、バリも修正。
表面は塗装でなくメッキ仕上げかな?結構固いです。

 

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この部分を入念に磨いて仕上げました。

あと、あまりこれは気にしていなかったんですが、そういえばキャストした後にハンドル巻いても、自動でスプールが戻らなかったんだっけ。

 

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これもついでにやっておくかと、ベールと連動している金具を600番位のサンドペーパーでバリ取りして、この金具が当たる本体側も同様にバリ取り。

 

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あと全体を給油し直しながら組み立てれば多分大丈夫でしょう。

ハンドルで回すギアの両端にあるブッシュは、規格品のベアリングと同寸法だったので、追加工なしでベアリングに交換できますね。

これは是非とも交換しておかねばと、寸法を測定して注文しました。

ちなみに寸法のほうは、

内径7mm 外径13mm 厚さ4mm が1個

内径7mm 外径11mm 厚さ3mm が1個

です。

ミニチュアボールベアリングとかのキーワードで検索すると結構出てきます。

それが届き次第、組み立てに入っていきます。