50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

番外:コロナの影響。ベアリングが届かない

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10日以上前に注文をしていたのだが、リールに使うベアリングが全然届かない。

注文確認メールにある配送状況を開いてみたところ、配送業者は見慣れないYan Wenになっていた。

調べてみたら中国の配送業者ですね。ということは、クリックしたら中国のベアリング屋さんに発注されたのか。そしてはるばる中国から運ばれてくるのか。

どうやら追跡ができるので調べたところ、

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何だ4日からずっと北京で止まったままだな。

しかし物凄い日本語だ(笑

 ここに書いてあるJL860っていうのが便名っぽいなと調べてみたら、 

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 あー。なるほど。この便に載せる予定だったけど、ずっと欠航してるということか。

まあ仕方ないですね。

現在もリールはバラバラのままなのですが、元々付いていたブッシュを使って組み立てる方法もあるけど、そのブッシュはクリアランスがガタガタなんで、少し待ってでもここはベアリングを使いたいなあ。と、バラシちゃうとメカニック魂みたいなのに火がついちゃって、時間が掛かっても納得いくように組み立てるぞ。となってしまいました。

まあ気長に待って、届いたら組み立てを再開したいと思います。

コロナはどこか遠い所での出来事と思ってましたが、こんな意外な身近なところでも影響が出るんですね。

 

手習いその24:リールを分解修理してみる③

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今回は、分解したリールの部品で不具合が見られるものを修正していく作業を紹介していきます。

まずはスプールを上下に動かすためのギアとカム。

カムの部分は裏面全体を削ってしまうと、削った分だけ位置が沈んでしまいギアとの距離は変わらないので、バリ取り程度に留めておきます。

そしてギアの傷が入った部分を削り、多少薄くしてカムとのクリアランスを広げます。

アルミ部品の手削り平面出しは仕事で良くやる作業なので、それと同様にオイルスト―ンを使って表面の傷を消すように削っていきます。

削る分量は、目見当で0.1mm位かな。ここで重要なのは、全体を均等の厚さにしてなおかつ削り過ぎないことですかね。

 

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これが仕上げた後の写真です。

ベールのカバーは、出っ張っているリブをカッターで切り落とし、バリも修正。
表面は塗装でなくメッキ仕上げかな?結構固いです。

 

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この部分を入念に磨いて仕上げました。

あと、あまりこれは気にしていなかったんですが、そういえばキャストした後にハンドル巻いても、自動でスプールが戻らなかったんだっけ。

 

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これもついでにやっておくかと、ベールと連動している金具を600番位のサンドペーパーでバリ取りして、この金具が当たる本体側も同様にバリ取り。

 

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あと全体を給油し直しながら組み立てれば多分大丈夫でしょう。

ハンドルで回すギアの両端にあるブッシュは、規格品のベアリングと同寸法だったので、追加工なしでベアリングに交換できますね。

これは是非とも交換しておかねばと、寸法を測定して注文しました。

ちなみに寸法のほうは、

内径7mm 外径13mm 厚さ4mm が1個

内径7mm 外径11mm 厚さ3mm が1個

です。

ミニチュアボールベアリングとかのキーワードで検索すると結構出てきます。

それが届き次第、組み立てに入っていきます。



手習いその23:リールを分解修理してみる②

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今回も前回の続きで、ダイワのワールドスピン1500のリールを分解しながら観察していく様子です。

 

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ローターを外すと次に現れた部品。

最初はベアリングかと思いましたが、逆転可能に切り替えるレバーと繋がっているので、ワンウェイクラッチですね。

工具のラチェットスパナとかで良くある、ローラーをシャフトに押し付けてロックさせるタイプ。そうかこの部分が歯車を使ったラチェットじゃないから、今時のリールは巻く時にカリカリいわないのか。

固定方法が意外で、本体に付いた金具に切り欠き部分を嵌めて乗せてあるだけ。なるほどセルフセンタリングと本体の保護が目的かな?

 

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金具を外すと、ローターを回転させるシャフトのベアリングが見えます。

この機種では唯一のベアリング。このシャフトは差し込まれているだけなので引き抜くと、

 

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へー。想像してたより精度が良さそう。材質は真鍮かな。

 

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次は横の蓋を開けると、さっきのシャフトとスプールを上下させるギアに、ハンドルの回転を伝達する役割の大きなギアが現れた。

 

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反対側から覗くとギアを固定するスナップリングが見えたので、それを外したらギアが外れた。

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なるほどギアからカムを介してスプールを上下させているのね。ギアの回転運動のうち、横方向の動きはカムで吸収して、上下方向だけの動きに変換させています。

スプールを上下させるシャフトは、奥側のギアから出るピンに差し込んであるだけなので、簡単に手で外せます。

 

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驚いたのがこのギア。そういえば、このリールの広告でギアのこと謳ってたよな。

結構精密な鋳造品ですね。しかも鋳造工程の後、旋盤で仕上げ加工も施しているという。

実売3000円位のリールに、こんな質の高いギアが入ってるんだあ。と感心しました。

さっきの真鍮シャフトのギアとの噛み合わせもバッチリですね。

一瞬不思議に思ったのはギアの固定方法で、車とかだと両端をガッチリ固定して動かないようにするんですが、このリールでは、ある程度ギア同士の距離が自由に動くよう、フローティングしてある。

両端を固定することのデメリットは、バックラッシュ(歯車同士の隙間)の管理が難しくなることだから、ハンドルを回す力を使って、ガタつきを押さえるため適度にギア同士を押し付けてる構造なのかと。

この固定方法のデメリットは、逆回転のトルクが掛かった時に歯同士の隙間が増えてしまうこと。例えば車のデフでこの方式だと、アクセルオフで地面からの減速トルクが掛かった時、盛大にギア鳴りしますね。

と考えてみたら、逆回転でハンドルを強く回すシチュエーションが無いから問題ないのか。なるほど良く考えて作ってあります。


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で、スプールを上下させるためのギアも外して分解完了です。

 

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バラバラになりました。

 

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その後、良く観察してみると、スプールを上下させるギアに、シャフトの下部カム部分が乗り上げて干渉した痕跡が残ってました。

ギア表面に多数入っている直線的な傷です。

ラインを巻いている時、ギアが引っ掛かって一瞬レバーが止まるような症状だったので、この部分の引っ掛かりと考えて間違いないでしょう。

どうもこの傷の入り方だと、ハンドルやギアが決まった位置ではなく、シャフトの方に捻れが加わったタイミングで当たるのかな。

そこは捻れが生じないよう、本体の方にレールが設置されているのですが、上手く機能してないみたいです。

根本的な原因は、カム部分のバリがクリアランスを狭すぎる状態にしていることですね。

これで両方とも症状の原因が分かったぞ。

晩酌のつまみに分解した割には原因がハッキリして良かったです。

機械屋の習性なのか、自分の知らない機構を初めて見るのは面白いもので、分解しながら、「へー。こうなってんだあ。」とか、「あー。これだこれだ。」とかブツブツ言いながらの作業でした。

次回は部品を修理する様子を紹介していきます。

 

手習いその22:リールを分解修理してみる①

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手習い19では私が使っているリール、ダイワのワールドスピン1500の不満を述べていた訳ですが、そうだ俺はそもそもメカニックなんだっけ。どうせ買い替えるなら分解してみようと思いました。

これを機会にリールの構造を知っておいても損は無いしね。

普段は自分所有の機械物ってまず触らないんですよね。メカニックという職業柄か、ネジ回していると仕事しているような気になるのが嫌で。

車もオイル交換とかはオートバックスに持っていっちゃうし、洗車もしないと徹底しているのですが、今回は構造を知りたいという知識欲の方が上回ったみたいで。

今回は、その様子を紹介していきます。

このリールの使い勝手は、以前書いた内容から更に悪化しておりまして、ギアが引っ掛る他にも、キャスト時の振動でベールが勝手に戻ってしまい、キャストできない症状が頻発するという、下手するとロッドを折ってしまいそうな深刻な状態であります。

まずは分解しながら各部の観察結果を書いていきます。

まずはスプールを外しまして。私はよくラインを絡めるので、これは外し慣れてるのですが、今まで観察したことはなかった。

 

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なるほどスプールに樹脂の摩擦板を押し付け、その押し具合を調整することでドラグの力を可変しているのね。

 

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この歯車はドラグ音を出すためのものか。樹脂のプレートはスラストベアリングの役割かな。

この細いシャフトには、上下方向にスプールを移動する力と、捻れ方向にドラグ反力の両方が掛かることになりますね。細いけど頑丈な材質で造ってありそう。

 

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ギアを引っ張って外し、ベールと一体になっているケースの固定ナットを外します。ナット横のビスは緩み止めですね。仮にナットが緩んでもビスの頭に当たって、それ以上は緩まない構造になっています。

 

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本体とローター部に分かれました。

そこで観察してみると、ベールをキャスト位置にした時に矢印の爪が降りてくるのですが、それが本来の位置まで移動せず、1mm位の隙間を残して途中で止まっている。

正規のキャスト位置に収まっていないから、キャスト時の振動で勝手に戻ってしまう訳ですね。

で、この爪はどんな仕組みで動いているのかと横のカバーを外してみたら、作動が正常になった。

 

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なるほどカバーが原因かと観察してみると、ベールと連動して動く爪の裏側と、カバー裏のリブが干渉している。

どちらにも擦れた跡が残っているので、これが原因で間違いないでしょう。

ベールの問題はこれでクリアできそうなので、次回は本体の分解を進めていきます。

手習いその21:3度目の東山湖を振り返る

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去年末のミッドクリークと、東山湖2回目の釣果が自分にしては上出来で、なおかつ昇り調子っぽかったので、これならいけるかもと当ブログを始めたんですよ。

で、ブログを始めた後の初釣りでこれか―。と多少複雑な気持ちになりましたけど、そういえばそもそものコンセプトは、管釣り素人のオッサンが右往左往しながらも釣に通い続ける、ありのままの姿を書いていくことですから、これからも同様に嘘をつかず誇張もせず、自分の体験を淡々と綴っていきたいと思います。

さて前置きが長くなりましたが、前回の東山湖を振り返ってみたいと思います。

 

「低アピールが良い時もある」
今までは、いかにアピールするかばかりを考えてクランク選びをしてきた訳ですが、それだけでは渋い時に手詰まりになってしまうと。思い返せば今までそれの繰り返しだったような気がするのですが、今更気が付いた次第で。

ではアピールが少ないクランクも揃えれば良いのか?というと、なんか悩ましい。

そもそもアピール少ないを謳ったクランクが存在するの?ですし。敢えて考えると地味系色のXスティックを追加して、それをタダ巻きする位しか思い付かないです。

そこで思い出すのが王禅寺2回目での、1.5gスプーンを極めなさい。という管理人さんの言葉です。

特定のレンジをキープしアピールすることが身上のクランクより、スプーンの方が少なくともレンジに関しては万能ですし、あとアピールとかは練習次第でしょうから。

こういった渋い時に対応する1つの手段として、暗い色のスプーンで探る練習をした方が良いかもと思いました。

これまでは、いかに楽して釣れる製品を探して使うことばかり考えていたのですが、ちょっとそれだけではダメかもと弱気です。

 

「渋いなりに手を考える」
今回は、東山湖でも渋い時は渋いという当たり前のことを学んだ訳です。

これまで釣れない時は、思考停止して機械的にルアーを投げ続けるモードに入ってましたが、それで進歩してなかったのですね。

状況を把握し対策を試してみることが重要なんだと思いました。

具体的には、今までは考えもしなかったボトムルアーの中層引きを試したことですね。これで今までの釣り方より同条件でも2匹上乗せすることができ、ルアーの使い方の引き出しが1つ誕生したわけです。

といっても他の引き出しは、Xスティックの使い方の1つだけなんですけどね。引き出しの数を、あと10倍位は増やさないと。

管釣りに行けば行くほど、同じ場所でも同じシチュエーションは無いことに気付かされ、奥深さを実感します。

 

「イトウのバイト?」
最初は根がかりだと思いました。特に衝撃は感じず、何かに引っ掛かってリールを巻けなくなったので、ボトム通してないのにおかしいなあと、ロッドを緩めてもテンションが抜けない。

何だこれ根がかりじゃないぞと、ロッドを引いてみても動かない。

不思議に思いながらとりあえず引き続けてみると、少しずつだけどこっちに寄ってくる。

そのうちドラグがゆっくりと鳴り出し、私から遅いスピードで真っ直ぐ遠ざかっていく。
何かが掛かっているけど、今まで釣った魚種とは明らかに違う動き。

ゆっくりと一定のリズムでドラグが出ていき、その時はいくら引いても止まらない。例えると、工事現場の重機にローギアで引っ張られてる感じ。

ドラグが止まったタイミングで多少引き戻せても、また真っ直ぐに動き出して、どんどんラインが出ていく。

マスのように横に走らないから、泳ぐ方向の誘導とか、距離が詰まった時のライン一気巻きとかが出来ず、まさにガチンコの綱引きですね。それもこっちはラインの耐荷重が3ポンドという圧倒的に不利な状況でね。

それで暫く引かれたり引き戻したりを続けていたのですが、結局針が折れてバラシてしまいました。

帰ってきたアオダイショウ君を見るとフロントフックが無い。

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とりあえず戻ってこれて良かったね。ところで何を捕まえたんだい?

聞いてみてもアオダイショウ君は無言のままだった。

これが東山湖名物のイトウだったのかな?

前回と同様、ドラグは300g台とユルユルにしておいたのですが、ラインは保護できても針が先に負けてしまうこともあるんですね。アオダイショウは新品で今回初投入なので、針が劣化していたとは考えにくいですしね。

ちなみにバイトした場所は、ドロヤナギ向かいの桟橋下辺りでした。

手習いその20:3度目の東山湖

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前回から1ヶ月以上釣りに行けてませんでした。

休みの日に予定が結構入っていて忙しかったのと、忙しいのが落ち着いたら今度は軽いギックリ腰になったりで。ずっと伸び伸びになっていました。

腰も良くなった2020年の2月25日に、今回で3度目となる東山湖に行ってきました。

7時頃に到着し、本日も17:00まで居られるA券で。

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(清々しい朝。今日もやるぞと、まずは1枚。)

魚が上に居なさそうな朝はボトムでも探るかと、パニクラから始めたものの反応なし。

次は中層狙いであまり明るくない色かなと、今回から新投入のZANMU IDO アオダイショウを投げたらあっさり1匹ゲット。

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でも20cm位の子だったのでリリースしました。

その後が全く続かなくて、何投げても反応がない。

前回は私の短い管釣り史上最大の釣果でしたから、今回もいけるだろ。と、謎の自信マンマンでしたが、それは打ち砕かれることに。

3日前に放流があったようなのですが、やる気のある子は3連休であらかた釣られてしまったか、それとも曇り時々晴れの天気と、急に気温が下がって活性が落ちているのか。

何が原因か良く分からないのですが、ここは前回と同じ場所なのかと思う位とにかく激渋でした。やたらと水面では跳ねてるんですけどね。

今まで頼りにしていたハイドラムやデカミッツも反応なく、前回怒涛の活躍をしたトレモやZANMUもダメ。

暫くハイドラムのニョロニョロを、やっぱこの動きスゲー。面白れー。と、何回も投げて眺めながら現実逃避した後、ペレットペレット投げて縦に動かす練習でもするかと、フォールからライズの練習をしていました。

ここまで2時間位釣れてないです。

そのペレットペレットを手元まで巻いていた時、このルアーは真っ直ぐ進むだけなんですが何故か追いかけてくる。

これはひょっとして自分の持っている主力ルアーは、今日の環境にはアピールが大き過ぎるんじゃないかと思い、試しに普段はあまり投げない「そことろ」の黒を、ロッドを思い切り上げながらの中層引きで試してみました。

「そことろ」は、手持ちの中でアピールが弱い方で、巻くと僅かに尻を振る程度。

そしたら1匹ゲット。でも連続はしない。

それで何となく傾向は分かった気がするぞ。と、次はこれも普段あまり投げていないダートランの茶色を選択。

これは中層でただ巻きすると真っ直ぐ進むだけなので、トウィッチを入れながら巻くことに。

最初はどうも力加減が分からず動かし過ぎてましたが、ロッドを高く上げながら穂先を3cm位の振り幅でトウィッチしながら巻いたところ、また1匹ゲット。

そうしているうち、昼前くらいに日が差して気温が上がったので、一瞬活性が上がったかも。と、投げる物を変え、ZANMUのFULLクリームスターとアオダイショウそれぞれで1匹ずつゲット。

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それからすぐ急激に気温が下がり、また激渋の時間帯へと。

いつもならここで、もう帰るかと終わりにしてしまうのですが、前回の釣果でいい気になっていたため、会社の子に釣った魚を上げる約束をしていたのでありました。

仮にK君としておきます。

K君は5人家族。それに対して、釣れたのは5匹だけど1匹リリースしているので手持ちは4匹。

このまま4匹持っていったことが原因で、誰が食べるか喧嘩になって家庭不和になったらどうしよう。とまでは思わなかったですけど、5人家族に4匹とは、どうもプライドが許さんと、もう完全に手詰まりにもかかわらず意地でもう1匹釣ることにしました。

その後約1時間、手持ち全部をローテしながら投げ続けてました。

釣れてないと、どうしてもルアーを巻くスピードが遅くなるのですが、同じことばかりやっててもしゃーないかと、ZANMU IDO FULLクリームスターで早巻きしてみたら、魚種による活性の違いもあるのかな?ようやくですがコ―ホーをゲット。

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その後釣れた魚を捌き、東名の事故渋滞を1時間並んだ後、無事K君の元には19時位に到着。

良かった晩飯前に間に合った。

 

釣れたルアー

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ムカイ ZANMU IDO FULLクリームスター 2匹

 

ムカイ ZANMU IDO アオダイショウ 2匹

 

シマノ そことろ 黒 1匹

 

ティモン ダートラン茶 1匹

 

計6匹(ニジマス5匹、コ―ホー1匹)

 

管釣り始めてからの累計38匹



手習いその19:使っているタックルの感想

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最初に揃えたタックルをここまで使ってきて、何となく各製品の特徴とかが分かってきたような気がしたので、今回はその感想を書いてみたいと思います。

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ロッドは、アブガルシアのマスビートエクストリームという6フィートのXULカーボンロッドです。

30年ちょっと前に私が外車業界に入った時は、ちょうど車用カーボン素材の黎明期で、ごくごく一部のスーパーカーにしか使われていませんでした。

当然価格はとんでもなく高く、厚さ1mm位のただの板が何万円とかしていた時代でした。

それが30年後には1,8mのロッドが6000円位で買えてしまうんですから、生産技術の進歩はスゴイですね。

比較対象が無いので、まあトラウトロッドってこういう物なんだろうと、深く考えずに使っていますが、軽くてグニャグニャなのでキャストのコツをなかなか掴めなくて、正直なところ現在も上手くはないです。

ロッドに負担を掛けたことは、何も知らずに5gのスピナーを投げまくったこととか、40cmのサクラマスが桟橋の下に逃げ込もうとしたとき、無理矢理引っこ抜いた位なんですが、その程度ではびくともせず、Uの字に曲がる位グニャグニャでも結構丈夫なんだなという印象です。

それに合わせるのがダイワのワールドスピン1500、ラインはタックルベリーオリジナルのナイロン3ポンドです。

ラインをこれにしたのは、タックルベリー店舗で巻き替えて貰える一番安いラインだからという理由。ラインだけ買って巻いて貰った時は、結構恐縮でしたが。

価格は、3点まとめて買っても1万円でお釣りが来ました。

このグニャグニャのロッドと、ナイロンラインを組み合わせるデメリットは、アタリがあって合わせる時に、ロッドがグニョーンと曲がると同時に、ラインもビヨーンと伸びるので、結構なタイムラグが生じることですね。

そこでロッドを振って合わせようとすると、針がちゃんとフックする前に頭を振られ針を外されてしまうんです。それで暫くはバラシが多く苦労しました。

アタリと同時にロッドは振らず握り締める程度の合わせにして、リールを早巻きするようにしたところ、だいぶバラシは減りました。

ロッドケースの横にある説明書きに、「乗せ調子のモデルです」と書いてあって、最初はその意味が良く分からなかったのですが、このロッドは巻き合わせしなさい。ということだったのですね。

伸びが多いナイロンラインでも、それなりに扱えるようになってきたものの、フロロカーボンとかの伸びが無い特性も体験してみたいので、近々ライン材質の変更を試してみたいと思います。

ワールドスピン1500のリールには結構な不満が出てきました。

巻いているとギアが引っ掛かるのですが、前触れなくいきなりゴツンとアタリのような衝撃を伴うので、無意識に合わせてしまうんですよね。

特にトップを狙っている時は、こっちにルアーが吹っ飛んでくることもあり、これは早急に買い替えねば。と思っています。