50の手習い。「オッサンの管釣りブログ」

50を過ぎてから管マス釣りを始めた素人オッサンの記録と、何故かフェラーリのメカニズム解説、自作ギターアンプやオーディオアンプの紹介、副業である執筆業のことも時々解説しちゃう。

F1システム

フェラーリのメカニズム解説その26:F1アクチュエーターの分解修理

いやこの暑さでヘロヘロになっていた手習いオヤジでございます。 工場には冷暖房が入っているので、中で作業する分にはそれほどでもないのですが、私の場合、納車や引き取りが結構ありまして。 気温35℃の中でローダーに積み下ろしとか、一日何件かしている…

フェラーリのメカニズム解説その23:F1システムの故障診断 機械的な原因編④

さて今回でF1システムの故障診断の機械的な原因編は最後になりまして、アクチュエーターについて解説してみたいと思います。 油圧編でも出てきましたアクチュエーターを、もう一度おさらいしてみますと、マニュアルミッションのシフトレバーを油圧を動力と…

フェラーリのメカニズム解説その22:F1システムの故障診断 機械的な原因編③

F1システムの故障診断の機械編も3回目となりまして、今回はクラッチが原因の場合の症例と診断方法です。 前にも解説した通り、マニュアル車のようにクラッチが滑って交換となる例は稀で、クラッチに過大な熱が掛かったことによるディスクやカバーの変形が…

フェラーリのメカニズム解説その21:F1システムの故障診断 機械的な原因編②

さて今回も、F1システムの故障診断の機械編を紹介していきます。 今回は、レリーズベアリングが原因となりギアが入らない場合の症状と診断方法です。 油圧系のところでも、レリーズベアリングは作動油の漏れを起こしやすいと解説しましたが、その他にも、…

フェラーリのメカニズム解説その20:F1システムの故障診断 機械的な原因編①

さて、溜まっていた釣りの記事を一通り掲載し終えましたので、フェラーリのメカニズム解説に戻り、引き続きF1システムの故障診断について解説していきたいと思います。 前回までで、診断の難易度が低い事例から始まり、油圧系の解説を終えたので、今回から…

フェラーリのメカニズム解説その19:F1システムの故障診断⑥ 油圧系の解説まとめ

ここまで数回に渡りF1システムの油圧系について解説してきましたが、ここで一度内容をまとめてみたいと思います。 油圧系のトラブルで症例が多い順番に並べてみると、一番多いのがF1ポンプのモーターが停止してしまい、システムを作動させる油圧が発生し…

フェラーリのメカニズム解説その18:F1システムの故障診断⑤ 油圧系統の漏れ

今回もF1システムの故障診断ネタで、油圧編を続けてみたいと思います。 前回はアキュームレーターに絞って解説しましたが、今回はF1作動油の漏れについてです。 オイル漏れというと、外に漏れて床とかに溜まるイメージですが、F1システムの場合は外に…

フェラーリのメカニズム解説その17:F1システムの故障診断④ アキュームレーター編

引き続きF1システムの故障診断について話を進めていきたいと思います。 診断が難しいケースが多いF1システムですが、今回は割と難易度が低めな油圧関係のトラブルについてです。 F1システムはクラッチペダルやシフトレバーを操作するための動力に油圧…

フェラーリのメカニズム解説その16:F1システムの故障診断③ 解説に当たり迷信の類を排除する

早く釣り行きてー。と思いながらも、F1システム故障診断の原稿を進めている手習いオヤジであります。 そういえば、F1システムを診断するに当たっての前提を解説していなかったなと思いまして、今回は具体的な症例でなく、業界では何故か標準になっている…

フェラーリのメカニズム解説その15:F1システムの故障診断② 警告が点灯している場合

これから何回かに分けてF1システムの故障診断方法を解説していくのでありますが、その順番は難易度が低いものからにしてみます。 「警告が点灯している場合」 F1システムにトラブルが起こった時の大半は、警告が点灯せずにギアが入らなくなる症状なので…

フェラーリのメカニズム解説その14:F1システムの故障診断① 前書き

今回は本業の方で問い合わせが多い、355や575から始まり430や599までのフェラーリに採用されていた自動変速機のF1システムについて、症例に応じた故障診断の手法を中心に解説してみたいと思います。 430 F1システムのメンテナンスをして…